ホテルナポリパート2は、2015年5月25日の宿泊をもって休館され、その後長らく廃墟として現存していました。
有名な廃墟になった状況を鑑みて、記事を非公開にしておりましたが、2026年解体にあたり、記事をリライト・再公開しました。
三重県松阪市、旧23号線(現在は県道37号)沿いにある、ホテルナポリパート2。
このホテルには、とっても素敵な昭和遺産があると知り、夏も終わるころ、はるばるやってきました。
入口からフロントまでが遠い……!

ホテルナポリパート2への入口は、県道に面したところと、少し脇道に入ったところと、二箇所あります。
今回は県道を曲がって、交通量の少ない方から入店しました。
敷地がとても広く、エントランスを入ってからもしばらく道なりに進んでいきます。

やっと駐車場につくも、「106」「No.15」など、部屋の表記がバラバラです。
どこに停めたら良いのやら迷っていたのですが、どうやら「106」表記は、お部屋直結のワンガレージ式のガレージで、「No.15」表記はフロントで部屋を選ぶパネル式であることがわかりました。
今回はとりあえず適当に停めて、シャッターを閉めます。
部屋を選ぶ
ガレージ奥のドアを開けると、ふんわりと湿度の高い香りがします。
案内に沿ってフロントへ移動し、パネルでお部屋を選びます。
この日は週末の夕方だったせいか、部屋が半分以上埋まっていました。
目的の「205」は運良く空室。

エレベーターに乗ると、大きな張り紙に目がいきます。
「ローションはお湯で流してください!」「お風呂は絶対お湯をぬいてください!」と書かれていました。
筆跡やサイズから、切実さが伝わってくるようです。
いざ、入室!
エレベーターを降り、ひろ〜い廊下をぐるっと回るように歩き、お部屋に到着。
ドアノブを回す手が、思わず震えます……!!

客室に入ると迎えてくれたのはスペースシャトル型ベッドと、壮大な宇宙空間!
部屋全体が鏡張りで、ライトがギラギラしています。真っ赤な絨毯の上には、スペースシャトルを模したベッド。これこそ昭和遺産ラブホテル……!!
水まわり

あれこれ見たい気持ちを一旦落ち着けて、まずは水まわりをチェック。
洗面台にはアメニティが置かれていますが、メインは男性向けのもの。このあたりから、一般的なカップルがメインの客層ではないことが想像できます。

バスルームは比較的コンパクトなように思いますが、二人で入るには十分なサイズ。
メインルーム

さて、メインルームに戻ってきました。
ベッドサイドには、冷蔵庫、テレビなどがあります。ウェルカムサービスとして、ミルクティーと小さめのスナック菓子が置いてありました。

冷蔵庫もレトロで、飲み物を引き抜くと加算される方式です。最近はあまり見なくなりました。
いつまでも見ていたい、スペースシャトル型ベッド

ベッドは先程ご紹介した通り、スペースシャトル型。
以前は、ボタンを押すと前後に動いたようですが、現在では残念ながら稼働はしていません。
自分で押す分には動くものの、ものすごい轟音がします。

部屋は全面鏡張りで、どこを撮影しても自分が写りこんでしまいます。
しかしながらこの鏡のおかげで、部屋はとても広く見えて、壮大な宇宙を感じることができます。

また、部屋のいたるところに、張り紙やポスターが貼られていました。布の破れや、壁の破損を隠しているのではないかと思われます。
このベッドに貼られた「愛」も、その意図をついつい想像したくなります。
端っこに設置されている避難はしごの上にかけられた布も、おばあちゃんちっぽさがあります。端端で感じたり、見たりすることができるものも、「昭和」ぽくてグッときます。
お支払いはエアシューター

料金は、現役稼働しているエアシューターでのお支払い。
フロントに電話をし、クーポンの有無などの確認のあと、シュコオオオオオオオ! とすごい音とともにカプセルが届きます。
エアシューター上部にある電光表示に書かれている金額をカプセルに入れて、「送」ボタンを押すと、またもや轟音とともにお金がすっ飛んで行きます。
まとめ

実に素敵な、昭和遺産ラブホテルでございました。
他にもユニークなデザイン・設備の部屋もたくさんあるようです。ルーレットベッドのお部屋や、ボクシングジム部屋などなど……また、別の部屋にも行けるといいなぁ。

YouTube版ラブホ探訪
三重県松阪市ナポリパート2 205号室を紹介する動画を作りました。
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ホテルナポリパート2 詳細
住所:三重県松阪市立田263
2026年4月現在、解体中です



