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コロナウイルスにまつわる、今の気持ちについて

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「あたたかくなったら、あそこに行こう」

そんなことを思っていたのに、桜がほころびあたたかくなると同時に、コロナウイルスの影響はどんどん大きくなりました。そして、ついには全国に緊急事態宣言が発せられることとなりました。

楽観的でも悲観的でもない、ごくごくニュートラルなメンタリティのわたしですが、それでも悲観せざるを得ないくらいの状況になり、日々気持ちが重くなってゆきます。

つい先日、以前お世話になったホテルさんが無期限の休業を発表されました。コロナウイルスの影響だそうです。

「後悔しないように会いたい人に会い、行きたいところに行く」をモットーにやってきたのに、全然それを果たせていなかったと、身に染みました。

それまで、日々の仕事や、これからの生活を考えることにいっぱいいっぱいになっていたけれど「行きたいところに行く」が叶えられないこの時こそ、このコロナ禍やそれにまつわる自分の気持ちを記録に残しておいた方が良いのでは……と思うようになりました。

この記録がどういう意味を持つのか。今はわからないし、想像もできません。でも、今まで残してきた自分の記録が己の礎になったように、いつかこれもそうなることを願って。


現状、東京や大阪などの主要都市において、ラブホテルは宿泊施設として、休業要請の対象外になっています。

そういう状況から、できる限りの対策をもって通常通り営業しているところもあれば、具体的な屋号は存じ上げないものの、自主的に休業されたところもある……というお話は入ってきています。

宿泊施設に該当するとはいえ、中にはデリバリーヘルスのお客さんが多いホテルもあり、大変な打撃を受けていると思います。カップルや女性同士の利用者が多いところも、もちろん大変だと思いますが……(それを言えばどの業界も大変でしょうけれど)

休業要請の対象外というところで「じゃあ、行って良いのか」というのは気になるところだと思います。

結論から言えば「わからない」。正直に言えば、これが今のところの私の答えです。

ラブホテルには、ご存知のとおり、いろんなパターンがあります。

車で行って、直接入室するワンガレージタイプ、フロントで部屋を選ぶビルタイプなど。

個人的には、特定の人と近場でモーテルタイプ(ワンガレージワンルームタイプ)のホテルに行くことについては、リスク的には高くはないのではないかと考えています。気をつけて行動すれば、誰にも会うことなく出かけ、帰宅することができます。自動精算機を導入しているところであれば、接触人数は極限まで減らせます。

逆に、都会にあるビルタイプについては、そこへ行くまでに公共交通機関を使うことが多く、利用者側から見て、伺うことに抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。徒歩圏内であればその限りではありませんが……。

都会か地方か。モーテルタイプかビルタイプか。だれと行くのか。行く相手は接触人数が多いのか少ないのか。……立地条件、客層など様々なパターンが存在していて、一概に「これが正しい」「これは間違っている」とは言えないと感じています。

営業しているホテルでも、人との接触や通勤が怖い方もいるかもしれません。そうだとすれば「休業要請対象外だから行こう!」とも言いにくい。でも、営業しているから、お願いだから、きて欲しい!と願っている方もいるかもしれません。

結局のところ、自分の環境や立場も熟慮して、多角的に見て「みんなも、わたしも感染リスクが低い」と思える判断をするしかないのだと思います(念のため申し上げますが、決して外出等を勧めているわけではありません)

そしてホテルを運営する側も、今後保障はあるのか、そしてこの状況がいつまで続くのかもわからない中で、どうすることが正しいのかわからず、常に大変な決断を迫られているのではないのではないか、と憂慮しています。

それでも誰しもが、それぞれの立場、それぞれの思い、それぞれの決断の元に生活をされていると思います。

自分や従業員、店を守るために休業の決断をした方。
自分や従業員、店を守るために注意しながら営業を決断した方。
どちらも尊い決断だと感じます。

直接伺い、利用料を払うことでしか応援できない業種なので、今の状況はとても心苦しいのですが、いずれ少しずつでも今まで以上に利用してお金を落としていきたい。差し出がましいことこの上ない言い分だと理解していますが、どうか、乗り越えて欲しいと願わずにはいられません。


そして、もしラブホテル関係者の方がこちらをご覧になっていたら、少しだけご提案をさせてください

営業されているお店は、どのような対策をしているかお知らせしてみてはいかがでしょうか。

利用者としては対策がなされているか気になる点だと思います。SNSだとすぐ流れてしまうので、定期的に投稿があると確認しやすいです。

利用者としては対策がなされているか気になる点だと思います。SNSだとすぐ流れてしまうので、定期的に投稿があると確認しやすいです。

エンタメ設備があるホテルは、それについてお知らせしてはいかがでしょうか。

自粛が続き、広いお風呂や広いお部屋で過ごしたいと思う方もおられるかもしれません。もし、お部屋にカラオケやVODなどエンタメ設備があれば、それもお知らせしてくださったら楽しみが増える気がします。

他にも、Wi-Fiの有無、Blu-rayプレイヤーやDVDプレイヤーの有無や、HDMIの入力を使ってPCの画面をミラーリングできるかどうかなど、些細なことでもお知らせがあると参考になると思います。

そして、残念ながら休業の判断をされてしまったホテルさん。

このコロナ禍が過ぎ去り、再開をする予定があるのでしたら、その旨をサイトやSNSでもお知らせをしませんか?

貼り紙などでお知らせをしても「閉店したっぽい」という感覚だけで、クチコミやGoogleマップに「閉店した」と書かれるケースは少なくありません。

もし、お知らせする媒体がなければ私がSNSでお知らせに協力いたします。お気軽にご連絡ください。


みなさんもどうか、ご自愛ください。この災いを乗り越え、いつかまた思う存分ラブホ探訪をしましょう!

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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