昨年末、こんなツイートをしました。
一部の記事と、全国昭和遺産ラブホテルリストの記事を非公開に変更しました。理由としてはネット上に公開することによる弊害を懸念して……です。ラブホテルは、入るところ・利用しているところを見られたくない人も多く利用しています(というか老舗の常連さんはほぼそういう方が多いと思います)
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
しかし、外観だけを撮りに来て外で騒ぐ人が出てきたり、敷地内で撮影をして利用せずに帰る人がいる、という話を聞きました。それ以外にも、ネットではかけないようなことも、悲しいかな耳にすることも増えました。
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
思わず写真に撮ってしまいたくなる外観や看板があることが、昭和遺産ラブホテルの魅力のひとつです。でも、あくまでも観察者は利用者の邪魔をしてはいけないと思っています。結果的に、それが業界の衰退に拍車をかけてしまう恐れもあるかもしれないからです。
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
廃業してしまったラブホテルについても、屋号がわかってしまうとネットですぐに所在地がわかってしまいますし、そうなれば荒らされてしまったり、トラブルに巻き込まれることもゼロではなく、
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
また、売却を検討しているオーナーさんを困らせることにもなりかねないということにも、多くの方とお話をする中で気付きました。
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
いろんな方に知ってもらって、昭和遺産ラブホテルの寿命を延ばすことができれば、記録になれば、と活動してきたし、その気持ちに変わりはないのですが、このままでは寿命を延ばすどころか、縮めてしまうかもしれないと思い、ひとまずその危険性を含むかもしれない記事をひとまず非公開にしました。
— 逢根あまみ🚀3/2ラブホ探訪6@静岡 (@aineamami) 2018年12月17日
昭和遺産ラブホテルを追い求めはじめた当初は、ただただ自分の知的好奇心と探究心を満たすために始めた活動でした。範囲を広げていろんな地域へ出かければ、たくさんの人に出会い、関係者のご厚意のもといろんなお話を伺いました。
自分の目で見て、耳で聞いてきた、昭和遺産ラブホテルをとりまく現況から「いろんな方に知ってもらって、昭和遺産ラブホテルの寿命を延ばすことができれば、記録になれば」という思いでこれまで続けてきました。 昭和遺産ラブホテルを素晴らしいものですよ(関係者はそう思っていないことは往往にしてあれど)とお伝えして、それが誰かに伝われば……お互い良い方へ行けばと思っていましたが、ここにきてそれだけではないことを身を以て知りました。
レポート公開をやめることは簡単です。今後は書かずに、ここも消してしまえばいい。でも、立場は様々でも、この活動で喜んでくださる方が少なからずいて、私ももちろん、まだまだ書きたいこともあります。どうするのか悩みに悩んだ結果、書く場所と情報を限定することにしました。
本サイト「あまみのラブホ探訪」では、以後お部屋のレポートのみを掲載します。場所は書きません。ただ、日本のどこかにまだ昭和の残り香が残っていることだけを記録していきます。でも、実際に足を運んでくれる(そしてお金をそこで使ってくれる)方もいるでしょうし、その方々のためにnoteでレポートを公開をします。有料記事になってしまいますが、ここよりも詳細なレポートを掲載します。
そして、その有料記事で得たお金は、ラブホ探訪活動(利用料金・交通費)や、同人誌の制作費に使用させていただきます。
この結論を出すまで、いろいろなことに思いを巡らせましたが、これが本当に良いのかはいまだにわかりません。が、しばらくはこれで進めてみようと思います。今後とも「あまみのラブホ探訪」をどうぞよろしくお願いいたします。
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