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日本一ロマンチックなクーポンが魅力!エレガントで美しいラブホテル【佐賀】

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インターチェンジを降りると、あたりは田んぼと住宅があって、あたりはとても穏やかな場所だった。インターチェンジに接続している国道を経由しながら目的地に向かう。

目次

外観

今回のホテルは、国道のゆるやかなカーブに沿って建っている。モーテルタイプ(ワンガレージワンルーム)で、敷地内に建物がいくつか並んでおり、北側と南側で建物の建設時期が異なる。今回入室した部屋は「新館」と書かれていた。

いざ、入室

到着した時、北側は在室中ばかりだったが南側は比較的空いていた。パネルをみた感じ派手な色味の部屋があったのでそこにする。ガレージの奥から建物裏へまわれるようになっていて、古いアパートにあるような階段が二階へ伸びていた。

階上にはドアがいくつか並んでいる。「ドアノブはまわさずに引く」と書いてあるドアを開けると、そこには小さめの玄関とシンプルな部屋。

リビング

このシンプルな部屋はリビングとして機能している。小型の冷蔵庫、電気ケトル、TVとDVDプレーヤー、お茶セット、レンジなど一通りの設備が揃う。

ただ、エアコンが見当たらず、ベッドルームにしかないところや扇風機が設置されているところを見るに、ベッドルームの風をリビングに送風する必要がある。この時は季節がよく、その必要はなかったものの真冬・真夏は室温の調整に時間を要するかもしれない。

玄関正面にはグラスファイバーで描かれた蝶の装飾があり、シンプルな室内に「ラブホテル的」な華を添えていた。もちろん、スイッチをオンにすると光り、時間の経過によって色味も変化する。

水まわり

洗面台

洗面台は一般家庭でもあるような、至ってシンプルなもの。少しコンパクトではあるが、使用に差し支えはない。

トイレ

トイレもごくごく一般的なもの。以前は和式だったようだが、現在は洋式に変わっている。

バスルーム

バスルームは赤いタイルがあざやか。丸いすりガラスがあり艶やかな女性が描かれている。ガラスの向こうはベッド。よくある「ガラス張り」だが、バスルームとベッドルームが同系色でまとめられているので、どちらから観賞しても美しくみえる。

アメニティ

  • ヘアブラシ
  • カミソリ
  • ハブラシ(×2)
  • ヘアゴム
  • シャワーキャップ
  • 綿棒(×4本)
  • 化粧水
  • 乳液
  • クレンジングオイル(パウチで各1こずつ)

以下はボトルで設置されている。

  • シェーブクレンジング
  • ヘアムース
  • ヘアリキッド
  • スキンウォーター
  • ヘアトニック
  • クレンジングソープ

ベッドルーム

ベッドルームのほとんどを赤い円形ベッドが占めている。円形ではあるが回転などのギミックはなく(おそらく元々なかったようにみえる)、状態は非常に良い。ヘッドボードは大理石のような模様になっていて、金のエンブレムや金縁の鏡がある。スイッチパネルにも豪華なモチーフが描かれていて、重厚感のあるデザインが素晴らしい。

壁と天井の大部分は鏡が施されていて、ヘッドボードの鏡も含めて古典的エロチックなギミックはきちんとおさえられている。

退室

退室時は内線で連絡すると、室内の支払い口まで集金にきてくださる。

サービスキー?

全国的にみても珍しい、というかわたしはここでしか見たことがないシステムなのだが、ここでは会計時にサービスキーをいただくことができる。
このサービスキーは、次回利用時に室内の鍵穴にさして回すことで割引サービスを受けることができる。

アリバイ的な意味合いなのか、それとも二人の隠れ家の鍵、という意味合いなのか、真意は定かではないが日本一ロマンチックなクーポンだと言っても過言ではない。

まとめ

趣ある旅荘のようなラブホテル。内装はエレガントで美しく、中も外も違った楽しみのある奥深いホテルだ。珍しい“クーポン”もチェックしてほしい。

休憩・宿泊におすすめ
※内容は2017年訪問当時のものです。この記事の限りではありませんのでご注意ください。
couples

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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