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【石川県金沢市・ホテル月世界 26号室】シックな回転ベッドと扇情的なインテリアが魅力的なラブホテル

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令和6年能登半島地震で被災されているが、2024年1月20日現在、通常通り営業しているとのこと。また、救済基金も立ち上げたそうなので、そちらもご覧いただきたい

国道のインターチェンジに隣接するような形で佇む、山間の静かな町にあるラブホテル「ホテル月世界」を訪れてみた。

ちなみに「げっせかい」ではなく「つきせかい」のようだ。

訪問したのは昼間だったのでネオンサインは見れずだったが、外観には月や星があしらわれていて、ファンシーでとても可愛らしい。

目次

いざ、入室

玄関は居間の一部に間借りしたかのような控えめかつ非常にコンパクトなものだ。赤いカーペットと、居間の青い花柄のカーペットのコントラストが美しい。

水まわり

トイレ

トイレはウォシュレットのある、ごくごく普通のトイレ。消音アイテムの音姫もあるので安心。

洗面

蛇口は2ハンドル混合水栓、洗面台は家庭用のような比較的コンパクトなもの。コンセントが左右に二つある。

バスルーム

「おばあちゃんちのお風呂」という表現がわりと違和感ないのかな、と思えるような懐かしいバスルーム。

ステンレスのバスタブは床に埋まるような形で配されている。

サイズはごくごく普通のサイズなので二人でも入浴できそうだ。

床のタイルは花柄のように配置されていて、穏やかなオレンジ色は落ち着きと可愛さが同居している。

バスルームの一部はガラス張りになっており、ベッドルームからバスルーム内が覗けるようになっている。

このガラス張り部分にはベッドルームからカーテンを引くこともできるが、黒いレースのカーテンなので完全な目隠しはできないようだ。なんとしてでもバスタイムを視覚的に楽しみたいという表れ……なのかもしれない。

アメニティ

  • ハブラシ(×2)
  • カミソリ
  • ヘアゴム
  • コットン
  • ヘアブラシ
  • 入浴剤

男性向け

下記はボトルでの設置。

  • アフターシェーブローション
  • ヘアトニック

女性向け

  • 化粧水
  • 乳液
  • クレンジングローション

いずれもボトルでの設置。

洗顔や髭剃り、手洗いに使用できるフォームソープもある。ドライヤーは家庭用のものが、備品としておいてある。

メインルーム

メインの部屋に戻ろう。

この部屋は、ベッドスペースと居間で分かれている。広い部屋ではないのだけど、スペースが分かれているのでゆったりと過ごせそうだ。

居間

リビング、というよりは居間と呼ぶ方がなんだかしっくりくるこのスペースは、シックなブルーの花柄カーペットが敷かれている。

鮮やかな赤い色のソファが映え、アダルトな空間に仕上がっている。テーブルの足元はソファの共布で仕上げられていて、スペース全体の統一感もある。

エアシューターのボタンは「スタート釦」とプレートが貼られていて、これも時代を感じることができ、個人的に熱いポイントだった。

ただ、料金については現在自動精算機が導入されていて、そちらを利用する形になる。

小さいながらもクローゼットが設置されていて、こちらには四十八手浴衣が入っていた。

めちゃくちゃ可愛い……!!ちなみに赤い羽根柄の浴衣も。

ベッドルーム

ベッドは回転ベッド。

一見、普通の円形ベッドだが、ヘッドボードに操作盤がある(そもそも、普通の円形ベッドってなんだって感じだけども……)

操作盤はよくみかける「左回転・停止・右回転」の三つのボタンがあるもの……ではなく、照明器具に使うようなオンオフのみのスイッチだけであった。

申し訳程度に「回転」と書かれているだけだった。

また、ヘッドボードにはファイバー入りの置き時計もあった。

残念ながら止まっていて、ただのオブジェと化していたが昭和の趣を演出するには欠かせないアイテムだろう。

ベッドサイド、腰くらいの高さのあたりには鏡が貼ってあった。

こちらも黒いレースのカーテンがひけるようになっており、“有事の際”にはこれを開けて、お楽しみに使えるわけだ。

壁には街を表現したかのようなレリーフも。

少しアーバンな雰囲気のアートで、周囲の「昭和っぽさ」と良い意味でギャップを感じることができる。

まとめ

一風変わった、シックな雰囲気の回転ベッドを楽しめるラブホテル。

特殊ベッドの部屋はいくつかあるので、いろんな部屋に入室してみてほしい。

ホテル月世界 詳細

石川県金沢市観法寺町い13

couples

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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