訪問後2年以上経過している記事です。料金・内装・サービスなど、状況が変わっている場合があります。悪しからずご了承ください。
県道37号からのびる、生活道のような細い道を入ると「アーバン」と書かれた看板が見える。
少し前にもアーバンには来たのだけど、目的の部屋が入室中だったので改めて訪れた。
アーバンはモーテルタイプなので、目的の部屋の駐車場の前へ。103号室の駐車場には車はとまっていなかった。
ここには回転ベッドがあると公式サイトで確認していて、3度訪れてやっと入室にこぎつけた。嬉しい!
ガレージに写真はなし
駐車場に部屋写真のパネルはなく、簡素な書体で部屋番号と料金が書かれているだけだった。そそくさと車を停めて、シャッターを下ろし、奥の扉をあける。
広い廊下があり、目的の部屋の番号がチッカチッカと音をたてながら点滅している。
アーバンの103号室に入室
103号室の扉を開けると小さい玄関があり、さらに扉がある。その扉を開けると目の前には、ベルベット調ソファ、テレビ、そして古めかしいクーラー。
昔のトレンディドラマで見たようなテーブルやソファは「アーバン」という言葉を体現しているようなハイセンスのものだ。
回転ベッドがあるはずが……
左手に鏡で仕切られた空間があることに気付き、目をやる。ここに例の回転ベッドが……!?
……見ての通り、回転ベッドではない。
確か103号室に、回転ベッドがある……と見たはずだったが、どうやら内装は変わってしまったようだった。
回転ベッドがなかったのは残念だが、昭和遺産ラブホテルにおいては、よくあることだ。内装が変わったことも、ホテルアーバンの歴史の一部。それもまた尊い。
「アーバン」の名に恥じないハイセンスなお部屋
ベッドのボディ、ヘッドボードあたりの装飾、天井はベルベット調で統一されている。
ベッドエリアは鏡張りになっており、天井の四隅にはミラーボールがぶら下がっている。このミラーボールは、スイッチをオンにするとキーキー音を立てながら回り、部屋の照明が何回も反射して輝かしい。
「アーバン」という名に恥じない、都会の大人の夜を演出するようなデザインたちに胸がときめく。
ブルーで統一した水まわり
トイレとバスルームはタイル張り。近頃では珍しく感じるポイントだろう。
元々海をイメージした部屋だからか、タイルは青や紺のものが使われている。さわやかで涼やかな印象だ。
トイレ
鮮やかな紫色と水色が可愛らしいトイレ。便器も水色。
バスルーム
バスルームのガラスには、女性のイラストが施されている。涼しい視線とふくよかな胸にドキッとしてしまう。
バスルームの青いタイルを透かして見ると、海の中にいる人魚姫のようでとても美しい。
バスルームには、リンスインシャンプー、ビオレ、ハンドソープがあり、アメニティは必要最低限……と言えるだろう。
アメニティにこだわる人は、用意して行くのがオススメ。
ただ、歯ブラシ、ヘアゴム、カミソリ、シャワーキャップ、ヘアブラシはあるし、ドライヤーも(昔からあるビジネスホテルにあるようなもの)あるので、困りはしない。
水やお菓子のサービス
冷蔵庫は小さいもので、中にはサービスのミネラルウォーターが1本入っていた。
他にサービスのものは、あめちゃんの詰め合わせがあった。パートのおばちゃんがセットしてるんだろうなぁと思うと、なんとも愛おしい気持ちになる。
会計は集金制
客室鑑賞を堪能し、退室の電話をかける。
回転ベッドについて尋ねると、もうずいぶん前に撤去したとのこと。残念だけど、致し方ない……。
まとめ
回転ベッドはなかったものの、部屋の空気や内装は昭和の名残があり、落ち着いた昭和空間を堪能できる部屋になっている。
ゆっくりとくつろぎたいときには是非アーバン103号室に入室してみてほしい。
利用料金、設備は2015年訪問当時のものです。料金は、利用日・時間帯によって変わります。この記事の限りではありませんのでご注意ください。
アーバン
住所:三重県伊勢市小俣町湯田1297
電話:0596-28-3551
コメント