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2021年のレポート方針を決めました

2021年のレポート方針を決めました
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弊サイトでは、不定期ながらレポートやサイト運営の「方針」を再考しているのですが、2021年の方針がある程度固まってきたので記録しておきます。

目次

2021年の運営方針

唐突ですが、今年からの運営方針を決めました。

  • ラブホテルのレポートをより丁寧にし、良さを積極的にアピールする
  • ラブホテルの“愛好者”を増やすべく、従事者・利用者お互いにとって良い利用方法と向き合い方も周知していく

この方針に至るまでの経緯を、以下にまとめました。少し長いですが、どうかおつきあいください。

2018年から現在まで

2018年の年末、ネット上に公開することによる弊害を懸念して、一部の記事と全国昭和遺産ラブホテルリストの記事を非公開に変更しました。

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詳しくは上記の記事にて詳しく書いているのですが、要約すると

  • 「本来の意味でのラブホテル利用者」のプライバシーが侵害される恐れがあった
  • 営業妨害になりかねないことをする人が現れたことを確認した
  • 廃業したラブホテルに迷惑をかけるかもしれない事案を確認した

これらを懸念して、一部の記事を非公開することにしたのでした。

弊サイトの記事によってこれらが起こったわけではない……と思いたいのですが、ラブホテルで働く方からお聞きした一部の事例では、その可能性を考えざるを得ない状況もありました。そういう状況がありながら「記事による良い影響と悪い影響を天秤にかけたとき、良い影響の方がはるかに大きい」と言ってくださることもありました。

しかし、いろんなラブホテル関係者(オーナーや従事者等)からお話を聞いていく中で、「記事が原因になる可能性がある」「すぐに何か対策をしなければ」という思いが強く、こうした結論に至りました。

それから2年経って、SNSやメディアで昭和の趣が残るラブホテルの写真を見かけることも増え、少しづつファンは増えているように感じます。ただ、私が懸念していたことについては、2年前と変わらないどころか、酷くなっているようにすら感じます

ラブホテルという文化と向き合うとき

あの時、「すぐに何か対策せねば!」と屋号を伏せるなどの対策をしたけれど、私がすべきことは、それではなかったのではないかと思い始めています。私がすべきは、ラブホテルがどういう場所で、どういう人が使い、どういう風に利用するのか。そして、ラブホテルというものとどう向き合うのかを考えるきっかけを作るべきではなかったのか

昨年はラブホテルに携わるいろんな方にお話を聞いた一年でした。その中で、ラブホテルの利用について、利用者と従事者の意識に大きな行き違いがあり、従事者は不安や辛さ、いろんな思いを抱えながら携わっていることに気づきました。そして、コロナ禍という未曾有の状況で炙り出された、社会からの差別的な意識に苦しむ人の声も聞きました。

いろんな立場の方の思いや考え、自分の考えと向き合った結果、昭和遺産ラブホテルの良さを伝えつつ、ラブホテルというものとの向き合い方を伝えていくべきではないか。懸念が事実になってしまうことを恐れて身構えるよりも、懸念を事実にしないように向き合い方を伝えていく方が、結果的に従事者にとっても利用者にとっても、よくなるのではないか。そして避けては通れない周辺地域や社会への理解へとつながっていくのではないか……そんな風に考えました。

なんて書くと何やら大層な大義名分に見えますが、昭和遺産ラブホテルをなんとかして残したいとか、ラブホテルを文化として高尚なものにしたいというわけではありません。ただただ、私は私の好きなものが、なるべく多くの人に愛されてほしいし、なるべく長く楽しみたいのです。そのために自分にできることがあるのなら、実践したい。

そのために、ラブホテルにまつわる状況を注視しながら、ラブホテルの情報や良さを積極的にアピールしていきます。また、ラブホテルや業界の方と意見交換を重ね、情報収集をしながらそれを記事化して、ラブホテルへの理解と楽しみを深めることができればと思っています。

また少し経てば、考えや思いは変わるかもしれませんが、今の私はこんな思いでいます。

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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