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【山梨県笛吹市・ホテル展望 しらかば】ほのかな色香と風情ある佇まいを楽しむラブホテルをレポート

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今回は山梨県笛吹市にある、ホテル展望の「しらかば」というお部屋をレポート。

現代ではなかなかお目にかかることのない、昭和の趣と色香を堪能できる、レトロなラブホテルです。

目次

外観〜お部屋まで

利用日の前日、ホテル展望の近くに宿を取っていたので一度様子を見に行くことに。

事前に見たGoogleストリートビューでは、大きなネオンサインがあるのも確認していました。

……が、残念ながら点灯はしておらず真っ暗。よくよく見ると入り口の小さな電光掲示板は、チカチカと文字を横に流しています。

とにもかくにも、営業はしているらしいことは確認できたので、ほっと一安心。

余談ですが、電光掲示板が点灯しているからと言って、営業中であるとは限りません。逆に、電気が消えているからといって廃業したとも言えません。外観から得られる情報はほんの少し。常識に囚われてはいけません。

ラブホテルにおいては、利用し料金を支払い終えるまでは「営業中である」と確信はできません。逆に、解体されるまでは「廃業した」とも言えないと思っています。

さて、翌朝。ホテル展望を再訪します。

夜は本当に真っ暗で、電光掲示板以外は何も見えませんでしたが、敷地内は緑が多く木々は整えられていました。

敷地中央には庭があり、その周りに客室が円形になるように並んでいて、反時計回りに進んでみます。

ホテル展望は戸建てタイプ。平屋の小さな一軒家みたいな建物が、ひとつの客室になっています。その横に車を停めて、部屋に入るシステム。

でも、客室横のガレージにはモノが置かれていて、どうやら入室はできなさそうな雰囲気……。

1部屋目、2部屋目……とゆっくり車を走らせて、舐めるように建屋とガレージを見るけれど、どれも入れなさそう。うーん、これはいったいどうしたことでしょう。

半分くらいに差し掛かった時、ガレージに何もない、いかにも「空室」な部屋を見つけました。でもひとまず、そのままそこを通り過ぎ、一周して大体の様子を把握します。

全体をみて「やっぱりさっきの部屋が空室っぽい」と判断し、車を停めたのは「しらかば」という名前の客室。

ほかの客室には「ごよう」「しゃくなげ」「しらかば」「はぎ」などなんとも風流な名前が付けられています。番号も良いけれど、植物の名前も素敵ですね。

玄関

ガレージすぐ横には、先述のとおり平屋の建物があります。

そのドアを開けると、玄関、そしてその向こうに引き戸があります。

居間

広縁

引き戸の向こうは、居間のようなスペース。

客室の奥には、なんと「広縁」があります。旅館の和室にある、椅子とテーブルが置いてあるちょっとしたスペース……と言えばわかりやすいでしょうか。

そして、窓からの眺望も素敵でした。昔ながらのモーテル、ラブホテルであるにも関わらず、広縁が設けられているのはこの眺望ゆえでしょう。

笛吹市を一望できるここだからこそ、「ホテル展望」という名であり、この広縁があるのだと思います。

広縁からの景色は、ぜひ現地で体験してみてください!

居間やテーブル周辺

広縁に感激してしまって思わず居間をすっ飛ばしてしまいましたが、真ん中にはテーブルが置かれていて、お茶セットや冷蔵庫、テレビなども設置されています。

ベッドルーム前から撮影。左手奥の引き戸の向こうは玄関

テーブルの上には灰皿やインフォメーション、お菓子とリモコンが綺麗に並んでいます。

「憩いの家展望」というコピーに思わずほっこり。

ここは憩いの家でもあるし、癒しの家でもあるし、そして往年の“憧れ”でもあったんじゃないかな……?

ルームサービスは飲み物のみ。食事の注文は受け付けていないとのこと。

とはいえ、道中コンビニもあるので、ホテル展望を利用予定の方はあらかじめ買い物してからの来店がオススメです。

お茶セット

テレビ台の下に、茶びつが置かれています。

ちなみに、テレビは壁掛けになっているので、テレビ台としては使われていない様子。

よくよく考えると、このタイプのテレビ台も見かけなくなりました。ブラウン管時代の名残ですね。

茶びつの上の段には、折り紙作品がちょこんと置かれています。

ここへ来てから誰とも会っていないし、人の気配も全然感じないのだけど、ルームメイクをされた方の丁寧さや人柄がすごく感じられてとても落ち着きます。

茶びつにはお茶セットが入っています。きれいな色のゼリーと急須の色が、シンプルな茶びつに映えますね。

広縁から撮影。左手がベッドルーム、奥左手は水回り、奥右手は玄関

水まわり

サウナ

水まわりスペースに入ってすぐ左手にはサウナ。

コンセントは抜かれているので置いてあるだけのようですが、サインや機械、内部に残された落書きから時間の経過を感じます。

これもホテル展望の歴史の一部。

洗面台

洗面台は、いわゆる家庭用のようなコンパクトなものです。

アメニティなどは特になく、歯ブラシやカミソリなど必要最低限。

トイレ

当然のことながら経年は感じられますが、とてもきれいにお手入れされています。

ウォシュレットも2020年製と最近のもの。設備投資されていることがわかるとすごく嬉しくなります……!

バスルーム

タイルもバスユニットも可愛らしく「わぁ!」と声が出てしまいます。

昭和のインテリアカタログに載っていそう……!なんて想像してわくわくします。

ここもシンプルで、リンスインシャンプーとボディソープのみ。

ドアは懐かしい磨りガラス。銀河のような模様がすてきなので、ぜひ現地で鑑賞してみてください。

ベッドルーム

さて、いよいよベッドルームです。

リビングとベッドルームの間は紺色のレースカーテンで仕切られていて、カーテン越しにうっすらとオレンジ色の光が。

客室には私たちだけだというのに、カーテンの向こうを想像して手に汗がにじみます。こんなにいろっぽい寝室、あるだろうか……?

旅館のような客室と、いろっぽいベッドルームのギャップがすごい

カーテンを開けると、そこは一見シンプルな造りのベッドルーム。

ですが、チューリップのようなペンダントライトや、間接照明、ワインのような深い赤の床、ハンガーラックと、じっと眺めていたくなるものばかり。

午前中に入室しましたが、日が暮れてからのホテル展望も、きっといろっぽいのだろうなと想像します。

オレンジの光が満ちるベッドルーム……きっと素敵だろうな。

まとめ

昔の邦画に出てきそうな、色香と風情を楽しめる昭和遺産ラブホテル。

往年のモーテルがお好きな方にとっては垂涎のラブホテルでしょう。

観光ホテルのような穏やかさと、モーテルのような妖艶さを兼ね備えた素敵な空間でした。

先述のとおり、アメニティやルームサービスはシンプルなので、お泊まりの方は飲食物やアメニティを持参すると安心です。

休憩・宿泊におすすめ

参考価格

休憩 3,000円(週末午前中2時間ほどの利用) 
※利用料金、設備は2021年訪問当時のものです。料金は、利用日・時間帯によって変わります。この記事の限りではありませんのでご注意ください。

稼働客室について

稼働している客室についてお聞きしました。

2021年訪問時、ホテル展望で稼働中のお部屋は「しらかば」「ごよう」「しゃくなげ」「りんどう」の4部屋。

また、ごようのみがフローリングで、ほか3部屋は畳のお部屋になっているとのこと。

しらかばについては、写真をご覧いただければわかるとおり、リビングもベッドルームもカーペット敷になっているため、畳のお部屋という印象はあまりありませんでした。

ホテル展望 詳細

山梨県笛吹市御坂町下黒駒2423

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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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