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【熊本市北区・ホテルドンペリ 211号室】ラブホテルにメリーゴーランド!これが“オトナの遊園地”だ!

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熊本市内の住宅街のはずれに建つラブホテル「ドンペリ」

一見シンプルな佇まいのラブホテルだが、外観からは想像もつかないようなエンターテインメントラブホテルだった。

今回はホテルドンペリの211号室をレポート。

訪問後2年以上経過している記事です。料金・内装・サービスなど、状況が変わっている場合があります。悪しからずご了承ください。

目次

住宅街の一角に

このラブホテルを訪れるにあたって、ホテル検索サイトをみたところ、円形ベッドの写真が掲載されていた。

もちろん、見ただけではどういったものなのか判断はつかないのだけど、内装が全くわからないところよりは「(回転するのかしないのかはさておき)円形ベッドがある」という事実だけで、十分訪問する理由になる。

訪問したのはすっかり夜になり、もうあと数時間経てば宿泊客がぽつぽつ来店しそうな時間帯だ。

この日も朝から数百キロ移動していて、クタクタ。「普通の円形ベッドだろうし、そうだとすれば撮影にはそんなに時間もかからないだろうし……」と疲れた体に鞭打って行くような感じだった。

到着

このラブホテルは、地方では少ないビルタイプだ。エントランスに入ると写真パネルが並んでいるので、好きな部屋のボタンを押して移動する。

事前に調べていた部屋はどれかな……とパネルを順番に確認しようと思ったその時だった。ひとつ、異様な写真がある。

これは、どう見てもメリーゴーランドじゃないのか

私は「ふぅ」と覚悟の混じったため息をついてパネルのボタンを押した。これはもう、時間がかかる。今日寝床にありつけるのは日付が変わるころかもしれない。

余談だが、私はこういうとき、頭によぎる言葉があって、

「チャンスは常に、いちばん寄り道したくない、絶妙のタイミングで現れる。そこで「ハズレだろう」と思いながらも、溜息まじりでUターンできるかどうかの勝負」(都築響一/著「圏外編集者」より引用)

今回はUターンでもないし、パネルを見るからにハズレでもないのだけど、一番しんどいときにこそ、それでも向かっていけるかどうかは重要だと思っている。きっと、今日もそれなのだ。

いざ、入室

部屋は2階、移動は階段だった。上がってすぐのところに部屋はあった。入室すると、すこしコンパクトな玄関と、精算機が迎えてくれる。

水まわり

玄関からパステルカラーの内ドアを開けると、すぐに水まわり。内ドア正面にトイレ、右手には洗面台、そして一番奥にはバスルームという配置だ。

トイレ

比較的広めで、ゆったりとしたトイレ。ウォシュレットあり。ナプキンと鍵はなし。

洗面台

洗面台はかなり広め。両サイドが広く取られているので、二人並んで洗面台を使えるくらいだ。ただし、水栓は2ハンドル混合水栓なので温度の調節は難しいかもしれない。また、床が冷たいので冬場は冷えるかも……。

バスルーム

バスタブはそこまで大きくないものの、バスルーム自体は広め。

小さな恐竜(陶器製?)が置かれていて、とてもメルヘンチックである。かと思えば、アダルトなイメージを印象づける洗体イスが設置されている。ひょうたんみたいな形をした洗体イスがあるラブホテルは、そんなに多くはないので貴重だと思う。

そういえばこのバスルームのタイル、どこかで見たことあるなぁと思っていたのだけど、これは岡山にある「ビバフランセ&パリオイン」の206号室のバスルームのタイルと同じものだ。

アメニティ

男性向け(いずれもボトル設置)

  • ヘアートニック
  • アクアジェル

女性向け(いずれもボトル設置)

  • 化粧水
  • 乳液
  • 洗顔料
  • メイク落とし

その他

  • 歯ブラシ × 2
  • カミソリ
  • ヘアゴム
  • コットンセット
  • ヘアブラシ

ドライヤーは壁設置型、ヘアアイロンの貸し出しあり。

メインルーム

洗面台正面のドアを開けると、向こうはメインの部屋になっている。まず目に飛び込んでくるのは間違い無く「馬」だ。

丸いベッドを囲み、跳ね上がるようなポージングの馬が二頭。天井には王冠をひっくり返したようなデザインの装飾。これはもう、メリーゴーランドでしょう!

それを補うように、青空に映える城……を模したモチーフが壁にあしらわれ、部屋の片隅にはドワーフでも住んでいそうなキノコの群生地。完全にテーマパークだ。

電子レンジやテレビ、コンビニボックスなど、ラブホテルの標準的な設備や備品もあるものの、こども部屋やおもちゃばこのような明るい色合いを効果的に使用しているせいか、違和感なく過ごせる。

また、部屋の中にマッサージチェアが設置されているのも嬉しい。

ディテールの観賞と考察

部屋全体に使用されているのは青空のクロスだ。メルヘン、テーマパークと言えば晴れ……という連想ゲームなのだろうか。このクロスには蓄光インクで星がプリントされているので、照明を落とすと星空に変貌する。

ベッドは回転ベッドだった。よくある「左回転・停止・右回転」の操作盤ではなく、オンオフの切り替えしかないスイッチのみだった。ベッドのスイッチパネルにあるのだけど、少しわかりにくいかもしれない。

また、ベッド下はパネルになっていて、形状や配置から以前は光っていたのではないだろうか。天井や壁の一部は鏡になっているので、床のパネルが光ればそれらに乱反射し、さぞ美しかったろうと思う。もちろん、現状でも十分可愛らしい部屋ではあるのだけど。

まとめ

部屋全体がテーマパークのようなイメージで作られていて、細かい部分の鑑賞も楽しめるラブホテル。アメニティや備品も揃っていて、掃除もきちんとされているので使いやすさの点でも安心できる。

休憩・宿泊におすすめ

参考価格

6,000円(特別期間中、夜間1時間30分程度の休憩利用)
※利用料金、設備は2019年訪問当時のものです。料金は、利用日・時間帯によって変わります。この記事の限りではありませんのでご注意ください。

訪問後2年以上経過している記事です。料金・内装・サービスなど、状況が変わっている場合があります。悪しからずご了承ください。

ホテルドンペリ 詳細

住所:熊本県熊本市北区下硯川町2190-1

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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