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【ホテルビラ】ハイセンスなラブホマッチは必見!7号室【兵庫・豊岡】

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兵庫県豊岡市

コウノトリの生息地として有名な兵庫県豊岡市。城崎温泉や神鍋高原などの温泉やレジャー施設で、関西人には知られている町だ。こういったレジャー施設などがある場所には旅館やホテルがつきもので、ラブホテルも御多分に洩れずよく見かける。

豊岡の「気になるホテル」

子宝を象徴する「コウノトリ」が市鳥である豊岡は、地方ながら数軒のラブホテルが盛業中だ。中でも、「ビラ」というラブホテルが、ストリートビューで見れず、気になって仕方ないので現地へ確認しにいくことにした。

ホテルビラ

JR豊岡駅から直線距離でわずか2kmほど、車で約10分の位置にあるホテルビラ。駅からさほど離れていないので市街地かと思いきや、長閑な田園風景の広がる場所にひっそりと佇んでいる。

おそるおそる……

野点看板の先に、ビラと思われる建物を見つけた。それにしても……正直に言うと、遠目から見るに営業しているのか否かが判断しにくい雰囲気だ。おそるおそる近づくと、「営業中」の文字が見えた。どうやら営業しているようなので、よし、と思い切って畦道のような道路を一気に進む。

土足厳禁システム

敷地内に入ると、一般的なワンガレージワンルームのように駐車場がずらりと並んでいる。適当なところに駐車し、奥のドアに目をやるとシューズボックスがあった。中は土足厳禁らしく、ガレージ奥でスリッパに履き替えるシステムのようだ。

フロントで鍵を受け取る

ホテル内に入ると左手にフロントがある。そこで鍵を受け取って、部屋の番号を確認し移動。写真パネルなどはなく、フロントへ行けば鍵を渡されるだけのシンプルなシステムだった。エレベーターはなく、階段での移動だ。

7号室へいざ入室!

渡された鍵は7号室のもの。さっきのガレージの番号とは連動していなかった。部屋に入ったところ、中は至って普通の部屋だった。こぢんまりとした部屋で、ベッド・TV・お茶セットや冷蔵庫と、最低限のもののみ……といったところだろうか。

水まわり

洗面台

コンパクトな洗面台。余計なアメニティはなく、ハブラシ(×2)、カミソリ、スポンジ、ヘアブラシのみ。

バスルーム

バスルームもコンパクト。リンスインシャンプーとボディソープ、石鹸がセットされている。

トイレ

トイレもコンパクト&シンプル。ウォシュレットなどもなく、家庭用のトイレといった印象。シンプル故にワインレッドのスリッパとサニタリーボックスが映える。ふとスリッパを見ると、別のホテルの名前が書かれている。「ホテルエンラペー」……あれ?エンラペ?エンペラーじゃなくて?
ビラが以前エンラペーだったのか、それともエンペラーだったのか、それとも全然縁もゆかりもなく、たまたまここにあるのか……詳細は不明だ。

何はともあれ、マッチをみてほしい

内装がわからないときは、勘や好奇心に素直に従って入室するものの、こういう「ふつうの部屋」にあたると内装がわかってホッとするとともに、ちょっとだけ物足りない気持ちにもなったりする。今回もまさにそれか……とソファに腰をおろしたときに思わず「あ」と声が出た。

マッチがあったのだ。最近は、安全対策でライターやマッチを置かないところもあるし、そもそもコスト削減のためにロゴ入りのライターやマッチを作っていないところもある。もっと言えば、ライターが主流の今、マッチがあることは大変珍しい。

「自動車旅行ホテルビラ」と書かれていて、セクシーな裸の女性が描かれている。モーテルのことを、一部では自動車旅行ホテルと書かれていたみたいで、今までだと福知山の廃ラブホテル「まき」の看板にもそう書かれていた。

裏側を見るとアタゴ山を乳房に見立てた、ユーモラスな地図が描かれている。

まとめ

部屋の内装は至ってふつう、シティホテルのような印象のラブホテルではあるものの、マッチは遺産級と言っても違わない、ハイセンスな素晴らしいものだった。豊岡へお出かけの際はビラで「ご休憩」はいかが?

[aside type=”normal”]休憩におすすめ[/aside]

[aside type=”warning”]参考価格:休憩 3,000円 (昼間1時間ほどの利用) 利用料金、設備は2017年訪問当時のものです。料金は、利用日・時間帯によって変わります。この記事の限りではありませんのでご注意ください。[/aside]

ホテルビラ

住所:兵庫県豊岡市日撫440

couples

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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