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【和歌山県田辺市・ホテル淀ヶ峰】静かに男女を待つ、麗しい室内の昭和遺産ラブホテル

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和歌山県田辺市にある、ホテル淀ヶ峰の13号室をレポート。

静かで麗しい、唯一無二のラブホテルです。

豊富な看板コレクションもご紹介します!

訪問後2年以上経過している記事です。料金・内装・サービスなど、状況が変わっている場合があります。悪しからずご了承ください。

目次

ロードサイドの麗しい看板

昔から和歌山が大好きで、よく遊びに行っていました。

紀南で遊んだ後、夜に国道42号線を北上すると、いつも見かけるのが淀ヶ峰と富士パート2の看板。

交差点の手前に現れるそれは、遠くからもわかるほどの存在感で、これこそラブホテルの看板だなとしみじみ感じさせる代物でした。

くりんくりんと躍動するその文字を見ては、「ああ、どんなところなんだろう」と想いは募っていきます。

時はきた

しかし、なかなかタイミングがつかめず、探訪にはいたりませんでした。

これは時間を作って、このホテル目的でないと行きづらいな……と(やっと)気付いて、ようやく訪問したのでした。

このホテルは、南紀田辺ICの近くに位置していますが、場所が非常にわかりにくいのですがアクセス自体は良好です。

現在は国道沿いの看板もなくなり、近くに野立て看板もないので、夜に行くとうっかり通り過ぎてしまうこともあるくらい。

細い道から敷地内に入ると、ガレージが並んでいて、奥に客室へのドアがある形。シャッターを下ろし、客室へ。

いざ、入室

ドアを開けると、かなりコンパクトな玄関。

自動精算機も壁に設置されています。

すぐにもう一つのドアがあり、それを開ければメインルームとなっています。

水まわり

まずは水まわり。

メインルームの一角にある水まわりは、比較的ゆとりあるつくりになっています。

トイレ

ゆったりとしたスペースが確保されているトイレ。

ウォシュレットや温便座はないので、真冬は少し、ドキドキしてしまうかも。

洗面台

タイルがはられた、あまり見かけないスタイルの洗面台。

鏡が大きく、ゆとりがあるので使い勝手は良いです。

バスルーム

爽やかな水色を基調にしたバスルーム。

洗面台やトイレと比較すると、少しコンパクトな印象を受けます。

とはいえ、部屋の広さから言えば十分な広さを確保されているように思います。

タイル張りなので、少しヒンヤリしていて、これまた真冬にはしっかりと温まる必要がありそうです。

壁の一部はガラス張りになっていて、向こうの枕元が見えます。

このガラス張り、丸窓になっていて可愛らしい。絵になる窓。

リンスインシャンプー、ボディソープのみの設置。

コンディショナーを使いたい方、気になる方は持ち込んだ方が無難そうです。

アメニティ

化粧水の類の設置はなく、歯ブラシ(2本)・カミソリ・コットンセット・ヘアブラシのみ。

化粧水やクリームなどは愛用品を持ち込むと安心ですね。

メインルーム

メインルームは、ベッド、テーブル、ソファ、テレビ……と、順序よく並べて置いたような、とてもシンプルなつくり。

ベッド

ベッドはアイボリーとピンクのコントラストが美しい、上品なデザインのもの。

ヘッドボードの天板も大理石風のテクスチャがプリントされているもので、麗しいことこの上ない!

このベッドはダイツー製のようで、スイッチパネルにロゴが入っていました。

ダイツー
大阪通商株式会社。「ダイツー」はおそらく通称。ベッドの製造販売のほか、ラブホテルで使用する設備の販売やレンタルも行っていた。

ダイツー製スイッチパネルといえば、栃木・小山の離宮でも確認しました。

以後見かけていなかったのですが、和歌山で思いがけず嬉しい再会。

ヘッドボード上部には弧を描くように、そして天井にも大きな鏡が設置されています。

シンプルな内装でありながら、刺激的な時間を過ごす工夫がされており、想像力が刺激されますね。

ベッドサイドには、ステンドグラス風の間接照明も。

こちらも派手なデザインのものではなく、シンプルなデザインです。

綺麗にまとめられた室内に華をそえています。

このホテルでは、数部屋だけVODが導入されているようで、貴重な一室がここ。

そして、Bluetoothスピーカーも導入されていて、スマホなどを接続して楽しむこともできます。

個人的にとても良いなぁと思ったのがガウンで、胸のあたりにロゴのプリントが施されています。

ハートに囲われた渋い字……最高だ!

ホテル淀ヶ峰 看板コレクション

ホテル淀ヶ峰には、いろんな種類の看板が存在していました。

現在では見られないものも増えてしまいましたが、こうして眺めてみると変遷が感じられて楽しいです。

国道42号線沿い(2013年撮影。現存せず)
国道42号沿い(2018年撮影、2022年現存確認)
田辺市内(2018年撮影、2021年現存確認)
入り口付近(2014年撮影、現存せず)
入り口横(2019年撮影、現存せず)
入り口横(2020年撮影、2022年現存確認)
敷地南側の看板(2014年撮影)
敷地南側。青に塗り替え。遠くに海が見える(2020年撮影、2022年現存確認)
敷地南側。夜は赤と白のネオンが灯る(2019年撮影、2022年現存確認)

まとめ

コンパクトだけど、アールが印象的なデザインが麗しく感じられる素敵な客室。

持ち込み冷蔵庫がないことや、人によってはアメニティの持ち込みが必要になったりしますが、手頃な価格の宿泊施設が多くない地域なので、旅の拠点に重宝しそうです。

休憩・宿泊におすすめ

参考価格

休憩 2,700円(週末夜1時間ほどの利用) 
※利用料金、設備は2019年訪問当時のものです。料金は、利用日・時間帯によって変わります。この記事の限りではありませんのでご注意ください。

ホテル淀ヶ峰 詳細

和歌山県田辺市元町821

この住所ではナビ設定できない可能性があります。ナビ設定できない時は、Googleマップを参照してみてください

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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