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【京都市伏見区】祝!シャルマン営業再開!

2021年6月のシャルマンネオン
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2021年3月、お別れはいつも突然

2021年3月下旬、昭和のラブホテルを愛する人々にとって、衝撃のニュースが飛び込んだ。

わたしが知ったのはまさしくこの時で、教えてくださらなかったら、次に前を通った時には絶望に打ちひしがれていただろう。

このツイートにも書いている通り、「リニューアルする」とのことでその時を待っていたけれど、なかなかその後変化がなかった。

6月、ベストディライトグループとして営業再開を発表

6月になって突如、シャルマンがラブホテル・レジャーホテル大手の「ベストディライト」グループに加わり、営業再開することが発表された。

年内には改装リニューアルを予定

それからさらに数日後、6月末に“一旦”再開、そして年内改装リニューアルすることが追加で発表された。

このInstagramでは、このようなキャプションが添えられている。

改装といっても、現状の良さはそのままに、浴室・プール等の設備系を一新する予定でございます。
シャルマンの代名詞ともいえる、345号室のメリーゴーランドももちろんそのまま

ベストディライトInstagramより引用

現在のラブホテル業界で、最も勢いと遊び心のあるベストディライトがシャルマンを運営するのは自然な流れのように感じるし、きっとシャルマンの楽しさを令和仕様にブラッシュアップしてくださるだろう。

「一旦営業再開」レポ

まずは6月末の「一旦営業再開」がどんな様子だったか、レポートしたい。

営業再開日前日については、FANBOXをご覧いただくとして、以下は6月30日の様子だ。

3ヶ月ぶりのネオンサイン

夕方、少し日が暮れかかっている頃に到着。すぐ横を通る国道1号からは、久々に点灯している看板が見える。

裏に回ったところのネオンも、これまた綺麗に点灯している。この姿は実に3ヶ月ぶりだ。

2021年6月のシャルマンネオン

北側の入り口から入ると、北側の部屋は売り止めになっており、南側の部屋のいくつかが入室できる状態だった。

すでに先客もおり、賑わっているとは言わないまでも、さすがシャルマンだなぁと嬉しい気持ちになる。

今回は思い出深い345号室にした。私が初めてシャルマンに来た時に入った客室だ。再オープンの際は345号室と決めていた。(今思えば、比較しやすいように閉館直前に入った部屋にすればよかったなぁと反省)

ガレージに車を止め、3階の客室へ行くが誘導灯がついていない。ルームナンバーも点灯しておらず、おや、と思いながらもノブを引くとやはり開かない。

内線で連絡するか……と思った瞬間に「がしゃ」と音がして、ルームナンバーが点灯した。もう一度ノブを引くと今回はスーッとドアが開いた。

シャルマンのメリーゴーランド

部屋に入っても、主な設備は変わらず、という印象だ。とはいえ、最初に来たのは7年ほど前なので、ハメコミの写真や配置などに多少変化は見られるが大きなものではない。

シャルマン345号室

灰皿、ライター、TVのオーダーシステム画面、バスマットなど、細かい備品にも変化はない。シャルマンのロゴがお好きな方も多いだろうから、そういう意味ではありがたい。

シャルマンスリッパ

変わったと言えば、インフォメーションがなかったことだろうか。ただ、これについても「一旦営業再開」としているので、現在最新のものを準備されているのかもしれない。

シャルマンティッシュケース

メンバーズカードはもちろん……

シャルマン時代のもので、なくなったものは「あのメンバーズカード」。診察券風のカードは手に入らなくなってしまった。

会計後の誘導はあるものの、ボタンを押しても出てこない。当たり前といえば当たり前だけど。

逆に、ベストディライトのものが配布されているかというと、そんなことはなく、現状そういったものの配布はない。

ベストディライト名物のルームサービスも、今後に期待!

ベストディライトといえば、おいしい料理やスイーツのルームサービスが知られているが、このルームサービスの提供もなかった。TVのオーダーシステムも利用できなかったので、今は持ち込みに限定される形だ。

近い将来、なにかしら提供されることと思うが、続報を楽しみにしたいところ。

シャルマン345号室 星空天井

まとめ

今のところ、文字通りの「一旦営業再開」という印象で、今後順次ハード・ソフト両面で整っていくのだろうと思う。ある意味では、現状も貴重な歴史の一部なので、気になっている方は早めに訪れて欲しい。

これからシャルマンは「クロノス」として新たな歴史を刻んでゆく。「現状の良さはそのままに」……これが実現されれば、昭和遺産ラブホテルが令和の時代に生き残る、良いモデルケースになる。そんな素晴らしい可能性を秘めている気がして、今後のシャルマンからも目が離せない。

ホテルシャルマン 詳細

住所:京都府京都市伏見区下鳥羽広長町127

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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