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岡山でもあの「せりあがりベッド」を現存確認!貴重な客室をレポート

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よくいろんなところで書いたり言ったりしていることだけど、ネットでの調査をもとに探訪するラブホテルを決めている。 内装が確認できるところはあらかじめ除外とし、確認できてかつ行きたいところか、まったくわからないのでひとまず行くところで分類している。

目次

今回の「分類」は

今回訪れたラブホテルは、以前別の屋号で営業されていて、当時から円形ベッドを設置している客室があった。 ネットで公開されている写真を見たところ、メゾネットタイプのようで、階段の位置やベッドの配置、空間の取り方……なんとなくこれはただの円形ベッドではない気がしていた。可能性としては薄いかもしれないけど、これはもしかして、全国でも数台しかないせりあがりベッドじゃないのか。そうだとすればかなり貴重なものだ。確証はないけれど、行きたい候補としてメモしていた。

……が、そうこうしているうちにリニューアルし、公開されていた内装写真もラグジュアリーなイメージのものへと変更されていた。 こうなってくると、分類が難しい。行きたい候補ではあったけど「何の変哲もない円形ベッド」かもしれない。
ただ、何かしら、時代のかけらがあるような気もして、一度訪れてみたものの在室中で入れず、日を改めることにした。

後日、とあるイベントで来場者の方が声をかけてくださり、お話をしている時に「昔、岡山にもせりあがりベッドあったんですよ」と教えてくださった。 ああ、やっぱりあそこかもしれない、と期待値が跳ね上がる。

少し経って、ようやく再訪が叶うことになり、いよいよ件の客室へと探訪することとなった。
このラブホテルは、ワンガレージタイプとなっているので希望の客室のガレージに車を停める。

いざ、入室

入室するとコンパクトな玄関があり、すぐ左手にバスルームが見える。奥には少しだけ、ベッドが見えている。

水まわり

水まわりは、玄関すぐのところにあるバスルームと、ベッドルーム入ってすぐのお手洗い・洗面台とに分かれている。

バスルーム

比較的コンパクトなバスルームではあるが、2人一緒に入れるくらいのバスタブがあるので、これと言った問題はなさそうだ。また、水まわりはかなり綺麗で、もしかしたらリニューアル時にここも手入れをされたのかもしれない。

トイレ・洗面台

トイレと洗面台はベッドルーム入ってすぐ右手の引戸の向こうにある。トイレと洗面台は向かい合うように位置している。洗面台にはアメニティが豊富に並んであるので、突然のお泊まりも安心。

ドライヤー、ヘアアイロン、カールブラシはここに設置されている。

アメニティ

男性向

  • シェーブフォーム
  • 化粧水
  • 乳液
  • ワックス

女性向

  • メイク落とし
  • 洗顔料
  • 化粧水
  • 乳液

※いずれもボトルとパウチの両方設置

マッサージクリーム、パック(クリーム)もあり、こちらはパウチでの設置だ。

その他

  • カミソリ
  • ヘアバンド
  • コットンセット
  • ヘアブラシ
  • マウスウォッシュ
  • ハブラシ( × 4)

また、メンバーになることでシャンプーのレンタルも可能になる。

メインルーム

メインはメゾネットタイプになっていて、ベッドが設置されている1階のベッドルームと、リビング的役割の2階とに分かれている。

リビング(2階)

客室奥の階段を上ると、リビング的なスペースがある。電子レンジやケトル、冷蔵庫などはこのスペースに設置されている。冷蔵庫は持ち込みとベンダーの両方が設置されている。テーブルにはサービスのお菓子でスポンジケーキが2つ置かれていた。サービスのコーヒー・お茶・紅茶も各2ずつ置かれているし、ペットボトルのお水も3本あった。
また、このスペースにはエアシューターもある。メンバーズカードをお願いすると、これで届く。なお、会計は1階玄関横の自動精算機となる。

ベッドルーム(1階)

さて、1階に戻って、肝心のベッドを確認する。内装の写真のとおり、円形のベッドだ。以前の内装はブルーを基調にしていて、それに合わせて手すりなどもブルーだったように見えるが、現在は黒になっている。

スイッチパネルはとてもシンプルで、照明のスイッチと、コンセントの差込口が2つあるくらい。

しかしよく見るとUP・DOWNの表記がある!これはまさか……と、思わずベッドに飛び乗ってスイッチを押すとグググ〜〜っとゆっくり上昇した。や、やっぱり岡山にもせりあがりベッドはあったんや……!!

2mほどせりあがっていく円形ベッド。上がったところの両サイドの壁には鏡があるので、広く見える。もちろん“元の意味合い”の方が強いとは思うけれど。

ここのものは回転機能はなく、せりあがるのみとなっている。以前から回転機能がないのか、それとも元々はあったがなんらかの事情でなくなったのかは、現状では分からない。

また、以前の内装では2階や階段からもベッドルームを見下ろすことができたようだが、現在では壁ができ、ベッドルームを様々な角度から鑑賞することは難しくなっている。

まとめ

一見、現代風のラブホテルだが、サービスも充実している上、非常にレアなせりあがりベッドが体験できる貴重なラブホテル。中国地方にお住まいの昭和遺産ラブホ好きの方はぜひ遊びに行ってほしい。

休憩・宿泊におすすめ!
※個人の感想です
couples

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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