コロナウイルスの影響で、全国的にお店の休業や外出自粛をする方が増え、現在ラブホテルはどのような状況なのか、どのような対策をしているのかをお聞きし、記録とレポートをする企画「コロナウイルス対策聞いてみました」
今回は、大阪市都島区にある「ホテル富貴」さんにお話を伺いました。
富貴は一般的なラブホテルとしての営業のほか、アートや演劇のイベント会場として使用されることもあります。ラブホテルという枠を超え、昭和の遺産として、カップルだけでなくさまざまな人たちに愛され続けています。そんな「昭和遺産ラブホテル」の代表格ともいえる、老舗ラブホテルの富貴のオーナーに、現在の状況や対策などをお聞きしました。
コロナ禍の状況と、対策について
京橋駅周辺のパチンコ店が休業してから、飲食店の休業や時短営業が多くなりました。昼間は居酒屋さんがランチ営業やお弁当販売をしたりしていますのでまだ人は多いのですが、夜間は静かになり、同時にホテルのお客様も少なくなりました。ただ「いつも利用しているビジネスホテルが休業しているから」と、お一人でご利用の新規のお客様にご来店いただくようになりました。
人との接触をできるだけ避けるという意味で、スタッフさんには出勤時間や休憩時間をずらしてもらい、更衣室が密にならないように協力していただいています。スタッフの皆さんは感染予防に対する意識が高いので本当に助かっています。皆の元気な「おはようございます!」「お疲れ様でした!」の声に私の方が毎日励まされています。良いスタッフに恵まれたと感謝しています。
客室清掃時のアルコール消毒、換気の徹底です。それ以外にも、厚生労働省で案内している感染予防啓発ポスター「正しい手洗い方 正しいマスクの着用」を、ホテルの廊下やエレベーターに掲示しています。
手指用の消毒用スプレーも「感染予防にご協力をお願いします」と、目立つようにご案内ポップをつけて、フロント・エレベーターホール・廊下・電子レンジに設置しています。客室に設置しているハンドソープも、除菌殺菌効果がある医薬部外品に変更しました。
消毒スプレーのお客様のご利用状況ですが、フロント前よりエレベーターホールや廊下に設置しているものがよく使われているようです。それとハンドソープも「除菌殺菌」と表示されているものに変更してからの方がよく使われています。感染予防意識を持つお客様がお越しになっていることは、清掃するスタッフにとっても安心に繋がると思います。
また、スタッフにおきましては、清掃時マスクの着用や、仕事前後・休憩前後の手洗い消毒等を実施しています。先述のとおり、更衣室が密にならないような協力もしてもらっています。
駐車場は2台分しかご用意しておりません。お車でお越しの方が少ないのですが、お車でお越しの際はご到着前に駐車場の空きをお電話でご確認くださいますようお願いいたします。
ホテル富貴とは
大阪市都島区にあるホテル富貴は、JR・大阪メトロ・京阪本線「京橋駅」から徒歩数分の便利な場所にあります。
歴史のある建物で、藤色のネオンサインも特徴です。外観も、共用部分も、客室も、見所が多すぎて何度も来店したい!という方が多いラブホテルだと思います。
先述のとおり、カップルが利用する「ラブホテル」としてはもちろん、お一人のビジネス利用や観光利用のほかに、アートイベントや演劇などの会場としても利用されることもあり、その運営方法は他に類を見ないユニークさ。
そのため「昭和ラブホに行ってみたいけど抵抗が……」という方や、女性一人でも行きやすいラブホテルでもあります。
富貴の様子は下記の記事で少し、ご覧いただけます。
姉妹店・千扇もあります
また、すぐ近くには姉妹店である千扇もあります。こちらは現在、コロナウイルスの影響で休業中ですが、通常は毎週土曜日15時から18時頃の休憩営業のみとなっています。
SNSも人気!
公式のTwitterやInstagramの更新もされています。フォトジェニックな写真が多く、お部屋選びの参考になると思います。
ホテル富貴
住所:大阪府大阪市都島区東野田町3丁目7−11
徒歩5分圏内に収容台数の多いコインパーキングもありますので、事前に検索しておくことをおすすめします。
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