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【名古屋市緑区・FUTARINO HOTEL】知られざるレトロフロアのある令和型ラブホテル

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いざ、レトロフロアへ

一般開放されていない、懐かしい雰囲気の客室が残る「レトロフロア」は、建物の最上階。

5階のレトロフロアにある客室を見るその前に、この自走式立体駐車場も必見だ。

FUTARINO HOTELは北側に円形の建物があり、そこが自走式立体駐車場のようなスロープになっている。

ラブホテルは一般的に平面駐車場が多く、自走式立体駐車場であることは大変珍しい。実は、ガレージを走るだけでもレアな体験!建物内をぐるりぐるりと移動するだけで大興奮まちがいなしだ。

(余談だが、今まで行った600軒ほどのなかで自走式立体駐車場のラブホテルは3軒だった。珍しさだけで言えば、回転ベッドより珍しいと思う)

レトロな8室を一気見せ!

先述のとおり、客室としては利用できなくなってしまったが、見所は多い。

今回は8室を簡単なレポートともにご紹介する。

520号室

バスルームが特徴的な客室。

メインルームは、専務曰く「何の特徴もない」とのことだが、シルバニアファミリーのおうちを彷彿とさせるカントリー調の客室は、2000年前後くらいに流行ったように思う。

今はまだ、このテイストの客室が残るラブホテルも多くあるだろうが、ゆくゆくはこれも“レトロ”と捉えられる日も遠くはなさそうだ。

518号室

長い廊下の向こうに、自動演奏のピアノが設置されている客室。

ピンク色のネオン管や、バーカウンターなど、90年代の洗練された都会的な雰囲気にときめく。

ベッド頭上に見えるボードは煽情的な赤色で、空間に色香を振りまいているようにも見える。

516号室

パステルカラーがメルヘンで可愛らしい客室。

バスルームにはデザイン性の高いタイルが施されている。

515号室

国旗のようなカラーリング・模様をモチーフにしたポップな客室。

バスルームも同じようなデザインで統一されているが、鏡のまわりは少し和風に見えなくもない、面白いデザインとなっている。

514号室

天井のデザインが特徴の客室。シックな色合いとデザインなので、スタイリッシュな印象だ。

バスルームもシンプルなデザインだが、この浴槽もだいぶ見かけなくなった。

513号室

ベッドとソファがくっついている家具が設置されていて、これはもう、怠惰の権化と言っても過言ではないだろう。

プロジェクター、大型TVと変遷しているものの、大きなモニターを楽しめる客室だった。

バスルームはアイボリーとピンクのタイルが可愛くあしらわれている。

512号室

天井が特徴的な客室。

天井はブラックライトが点灯している時期もあったようだ。

ここのバスルームにもアートのようなタイルが施されている。

511号室

倉庫的な利用をしている客室。

当時はカラオケを売りにしていて、お立ち台で歌うこともできたようだ。

個人的には、このフロアの中で一番レトロ感を感じた客室で、絶妙な色加減のブルーが可愛らしかった。

8室の時代性は平成アーバンラブホ

各部屋を実際に見学させていただいて、個人的な感覚で言うと、昭和よりは平成の感覚に近い気がした。

実際、「平成アーバンラブホ」の特徴とも言える、パステルカラーやスズラン型照明、デザイン性の高いタイルなどが随所で見られた。

あくまで個人的な主観での話にはなってしまうが、いずれにしても、現代では貴重なデザインの客室が現存していることには変わりはない。

次ページ:改装後の「令和フロア」をレポート

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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