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【名古屋市緑区・FUTARINO HOTEL】知られざるレトロフロアのある令和型ラブホテル

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FUTARINO HOTELの今、そしてこれから

イメージできるラブホテル

FUTARINO HOTELとしてリニューアルオープンしてからは、20代カップルの利用が80%を超える。

車をガレージに停めて、そのまま客室へ入る「ワンガレージワンルーム(モーテル型・連棟型とも呼ばれる)」が減ってきて、その利用方法を知らない人も増えてきた。

利用方法や客室内の様子など、動画やSNSを活用して、利用時のイメージができる販促を心がけておられるのも、支持される理由だろう。

また、SNSを活用することで“写真映え”すると好評で、女子会需要が高まっているのも特徴だ。女子会は月100件前後と、人気の利用方法となっている。

遊び心を大切に

レトロエリア、令和エリアの両方を案内してくださった専務は「リニューアルしたことで令和のラブホテルになったけど、考え方は昭和なんです」という。

「「なんでこんなことしたの?」って言われるような、無駄なことをしたい。そういう遊び心を大切にしたいんです。使い方、遊び方を探すという楽しみを提供したい。それって昭和のラブホテルっぽい考え方ですよね」

ラブホテルには法律・条例など、守るべき定めがたくさんある。そのために、古いものを守ることにも限度があり、悲しいかなこの世から姿を消すものも少なくない。

でも、思いや考えは、思い続けていれば、考え続けていれば守ることができるはずだ。

昭和なラブホテルの“マインド”は、まだまだ生き続けていることを感じられる。

さいごに

FUTARINO HOTELの歴史の中で、逆境と思える場面、落ち込んでしまいそうな場面もポジティブな気持ちで捉え、アイデアやサービスに活かして来られた。

ネガティブな自分にとっては、「成せば成る」を地でいくようなエピソードの数々はとても刺激的だ。

とは言え、昨年から続くコロナ禍もあって不安定な世の中で、どうしてそんなにポジティブな気持ちでいられたのだろうか。

「大儲けはできずとも、メシがくえればそれでいい、と思っています。それよりも、いつまでもラブホテルが若者の憧れの存在であり続けてほしいんです」

昭和・平成・令和を経て、昔ながらのマインドをたいせつにしながら、時代に即した新しい価値観を持つ「FUTARINO HOTEL」。これからの進化も楽しみなラブホテルだ。

FUTARINO HOTEL 詳細

住所:愛知県名古屋市緑区桶狭間南1802

レトロフロアでのポートレート撮影については、公式サイトのページを確認の上、各SNSのDMで要問い合わせ

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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