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ピッカピカ!クラシックカー型ベッドのお部屋でふたりの恋路を楽しもう

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とある工業都市。幹線道路も多く接続する場所にある昭和遺産ラブホテルをラブホ探訪する。

目次

駐車

今回は街中のホテルということもあり、ビルタイプだ。駐車場は1階に数台分ある。街中といっても、幹線道路沿いなので駐車場はきちんと備わっていた。
天井は少し低めなので、背の高い車だとヒヤリとしてしまうかもしれない。場所柄(少し経年に起因する部分もあるかもしれない)駐車場は暗めなので足元には注意したい。

部屋を選ぶ

駐車場から建物に入ると、パネルが並んでいる。部屋の写真とともに、手書きの注意書きや設備の説明が貼られている。パネルのボタンを押して、また階段を上がる。

入室の前に

階段を上がってすぐにフロントがあった。中の光が漏れ出ている小窓からは、女性の手が出ていて「こっちこっち」と呼ばれた。フロントには
「休憩?泊まり?泊まりは平日だよ、得だよ」と言われたが、もちろん休憩だ。休憩にしますと行っても「泊まりだとパン、ポカリとかみんなもらえるよ。休憩とあんまり値段変わらないから」とマシンガンのように説明される。

「あ、でも、すぐ出てしまうから……休憩にしておきます」
「わかったー、〇〇円ね!」

……なんというか、あまりラブホテルらしからぬ明るいやりとりだった。お金を渡すと部屋に促され、客室へ向かう。

いざ、入室

玄関はこじんまりしている。昔ながらの、という表現がしっくりくる内装だった。部屋はそんなに広くはないものの、別段狭いというわけでもない。

水まわり

部屋に入ってすぐ右手にバスルームがあり、部屋の奥にトイレと洗面台がある。一般的には水まわりは集中していることが多いけど、ここは少し離れて位置していた。

トイレ

便器は和式。窓には網のようなものを貼っていて(網戸の代わり?)また、ドアには風俗情報誌の切り抜きが貼られていた。もしかしたらドアが破られているのかもしれない。剥がすわけにもいかないので、想像の域を出ないけれど。

洗面台

洗面台は狭めで、必要最低限のものだけが設置されている印象だ。

バスルーム

バスルーム自体は部屋の広さから考えると比較的広く感じる。バスタブこそごくごく一般的なサイズではあるものの、洗い場はしっかりと広めにとってあるので二人でシャワーを浴びるには十分すぎるくらいだろう。また、一部はガラス張りとなっていて、ステンドグラス風にクラシックカーが描かれている。

アメニティ

土地柄、ビジネス利用もあるようで男性向けメインのラインナップだった。

男性向

  • シェーブローション
  • ヘアリキッド
  • 乳液

いずれもボトルでの設置。

女性向のアメニティはなし

その他

  • 歯ブラシ(×2)
  • カミソリ
  • シャワーキャップ

メインルーム

ベージュのカーペットにブラウンのクロス、全体的にクラシックな色遣いの部屋には派手すぎるほどの金ピカロールスロイス風ベッドが鎮座している。
ベッドのボディは金色のエナメル生地が使用されていて、ベッドサイドの照明が反射して本当に光り輝いている。
また、ボディの一部には類似色の別珍も使用されていて、統一感がありつつエナメルとは反してシックな生地が同じベッドに張られているのもおもしろい。

また、壁紙の一部にバニーガールの衣装を着た金髪美女が描かれていて、どこかでみたことがあると思ったら茨木の「Yes We Can」の部屋で見たバニーガールと同じものだった。他のホテルのサイトに掲載されている部屋写真でも見たことがあるので、同時期に流通していたものだろう。ただ、こちらもどうやら壁が破られているようで、AVメーカーのポスターで隠されていた。

スキン販売機は故障(というより破壊?)していて、こちらも当然使用禁止。

まとめ

ツッコミどころの多い設備と、じっと見惚れてしまう往年を思わせる派手なベッドが素敵なお部屋。他にも個性豊かな部屋が揃うラブホテルなので、ぜひ他の部屋へも訪れたい。

couples

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昭和ラブホ・平成ラブホ探訪家の「逢根あまみ(あいねあまみ)」が、マジメに、思いのままに、ラブホテルにまつわるあれこれを書き連ねる、“チラ裏的”ニュースレターです。
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この記事を書いた人

昭和の趣の残るラブホテル=昭和遺産ラブホテルの記録・レポートをするユニット「終末トラベラー」主宰。昭和遺産ラブホテル、終末観光地の記録をしています。昭和遺産ラブホテル同人誌「あまみのラブホ探訪」の発行、トークイベントなどもしています。

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